2020年7月23日 (仮訳)パキスタン、パンジャーブ州に産した新種Leucoagaricus pabbiensis Usman, M. & Khalid, AN. 2018. Leucoagaricus pabbiensis sp. nov. from Punjab, Pakistan. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2018/00000133/00000002/art00018 [Accessed July 23, 2020] 【R3-07527】2020/7/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、パンジャーブ州で採集された菌を検討し、Leucoagaricus pabbiensisとして新種記載した。 本種はLeucoagaricus節に含まれ、傘中央部が暗い帯赤褐色で縁部にかけて帯赤橙色の繊維を伴い、柄がクリーム色でつばを有志、担子胞子が涙形~扁桃形、縁シスチジアが狭棍棒形~棍棒形であることなどで特徴づけられた。 本種は同じくパキスタンに産するL. badiusなどの同属他種とは形態的・系統的に異なっていた。 Pakistan. Punjab province, Pabbi Forest Park (新種) Leucoagaricus pabbiensis Usman & Khalid 語源…Pabbi(森林公園)産の 【よく似た種との区別】 Leucoagaricus badius パキスタンに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が中央部が暗い帯赤褐色でその他が乳白色なのではなく中丘が濃赤色でその他が白色 本種と異なり傘表面において橙色の繊維が放射状に配列するのではなく赤色~暗赤色の繊維状小鱗片を有する 本種より担子器のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus pakistanensis パキスタンに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と傘の色が異なる 本種より縁シスチジアのサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus lahorensis パキスタンに分布する 傘が帯赤色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が涙形~扁桃形ではなく広楕円形~楕円形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus lahorensiformis パキスタンに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より傘のサイズが小さい 本種より担子器のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus rubrotinctus(アカキツネガサ) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく北米などに分布する 本種と異なり傘が中央部が暗い帯赤褐色でその他が乳白色なのではなく全体が橙赤色 本種と異なり傘表面において橙色の繊維が放射状に配列するのではなく橙色の繊維に覆われる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される